■年収1000万円の新入社員も
大東建託の給与システムは基本給はが低く設定され、各種手当と歩合給の割合が大きく構成されており、成果を出せば支給額は大きな金額となる仕組み。成果に対する報酬額は大きく、契約を年に2筆以上取ることができれば、新入社員でも年収1000万は超える。逆に、契約が半年取れなければ基本給が下がる。1年間取れなければ更に下がり、たとえ40代、50代の社員であったとしても大卒の初任給すら遥かに下回る給与額になっていく。そうなると基本的に会社を辞めざるを得なくなり、残るのは稼げる社員だけとなる。社員の平均年収が800万円を軽く超えるカラクリがここにある。その他、様々な名目のキャンペーン(特別歩合等)が出てくるが、それらを全て取っていければ収入は青天井。会社のキャンペーン取得でハワイ旅行に行くこともできる。お金を稼ぐ事だけを考えるのであれば、非常に恵まれた環境。
■基本給とボーナス
基本給は30後半で頭打ち。半期ごとに個人のランク付けが行われ、昇降格とボーナス額が決定する。役職で基本給のテーブルが大きく異なるため、役職が付かない限り大幅なベースのアップはない。なお、役職は支店長以下、課長、副課長、係長、主任があるが、副課長と係長はあまりおらず、どの支店も平社員が大半を占める組織だと思えば間違いない。また、低迷支店と優秀支店ではボーナスと決算賞与で年収100万円以上は違うので、配属支店の成績次第で、同期入社の社員と年収で数百万円の差がつく場合もある。なお、福利厚生としては、リロクラブの福利厚生倶楽部に加入している。
■課長、支店長クラスの年収
管理職の給料は課長クラスであれば、担当者と同じ歩合制であり、部下の実績に応じて年収が左右される。その為、できない部下が多い管理職は担当よりも給料が少ないこともある。ただ、課長職も給料は青天井のため、稼げば稼ぐだけ給料は上がる。ちなみに、支店長クラスは年俸制。ただ、それだけで年収1000万円以上あり、さらに支店の成績によって加算給がある為、支店長クラスになれば、安定して2000万円は稼げる。役員になればストックオプションも支給されるので、生涯賃金はかなり高くなるのは間違いない。
■技術職員の年収
技術職も業務量成果主義であるが、年配の技術職員は元管理職でお荷物社員のような場合が多い。一方で定年間近でもバリバリの主力社員もいて、主力社員は評価も高く給与の差は歴然。主力社員は定年間近であったとしても、年収1000万円を越える。