大東建託の仕事の実態

契約を取れば天国・取れなければ地獄の会社

大東建託ではプロパー社員とかキャリア採用社員とか関係なしに、契約が取れさえすれば天国の会社。朝から晩まで働く事はざらで、家庭がある人はきつい環境である。逆に独身でコンスタントに契約が取れている人は、不自由な暮らしはなく、平社員でも年収で1000万円以上を稼いでいる人は多い。「大東建託の社員は人の2倍働いて3倍の給料を持ち帰る」という言葉があるように、中には年収3000万円プレイヤーも存在しており、タワーマンションで絵に描いたような贅沢な生活をしている人もいるが、反対に6ヶ月以上成績が上がっていない人は締め付けが始まり、居場所が無くなってくる。営業で一旗上げたい人は一度入社を進めるが、他の営業会社で実績を作ってきた中途採用者でも、この会社ではあまり通用してないことには留意すべき。

体育会系の企業文化

企業の文化としては体育会系そのもの。声出し、駆け足移動、巷で話題の軍隊式新卒研修と、ブラックな体育会系企業でイメージするものは大体ある。目標を達成できなければ休みを一切取ることができず、むしろ休みを主張すれば抑え込まれる。いいお客様が出るまでは休むな、という考え方。会社としては36協定を守るように指示はしているが、現場は本社から求められる数字を作らなければならないので、残業時間の証拠が形が残らぬよう、社用車ではなく自身の車を使って深夜まで業務をしている。

トップダウンの組織体制

組織体制は基本トップダウン。店舗ごとに支店長の性格・やり方がそこの雰囲気を大きく左右するため、いい店舗に行けば風通しはいいが、大抵の店舗は空気が重い。表向きは休日取得を促進しているように見せているが、実際は、営業の休日は週1日の店舗がほとんど。休日でも社用携帯は持ち歩かなければいけない為、外出先からいきなり休日出社ということは多々あり。サービス残業は月30~60時間が当たり前。店舗によっては、スポーツ大会やお花見等もあり、会社行事が盛んに行われる。

自殺も起こる営業の文化

建築営業は、ほぼ休み無し。会社ルールでは週1回の休みということにはなっているが、実際はそれ以下であり、末端の社員は疲弊。また、数字の結果を出せない社員は上司にきつく叱られるため、退職理由の多くは精神的理由が最多。社会人経験の浅い若手社員の中には、重度に心を病んでしまう社員も多く、上司に追い込まれた新入社員が自殺した事件は話題になった。入社して1週間もしないで辞めていく社員すらおり、すぐに辞めなくても契約が取れなければ、1年を目途に辞めていく。一年中転職サイトで社員募集をしており、これが大東建託の離職率の高さを表している。営業社員が、毎月大量入社して毎月大量退職する会社。

「大東十則」から「私たちの約束」へ

つい最近まで「大東十則」が存在していた。「取り組んだら放すな。殺されても放すな。目的完遂までは」といった10ヵ条からなる「電通鬼十則」とほぼ同じ内容で、朝礼で読み上げていた。だが、電通問題が起きてすぐに「大東十則」は廃止され、「私たちの約束」という言葉に変わった。